こんにちは。
カワサキプラザ横浜戸塚です。
今回は、Z900RS ご購入時にご相談が多い、
足つきをよくする方法について記事にしていこうと思います。
リヤサスローダウンリンク
(写真はプロト製エフェックス ローダウンCOMPキット)
まず一般的にローダウンというと思い浮かぶものがリヤサスのローダウンリンクの取り付けだと思います。
リヤサスの付け根の部分のリンクプレートという部品の形を変えることで、
車高を落とすパーツです。
リンクプレート単体でも足つきをよくすることができますが、
車高が下がるためサイドスタンドをかけたときに安定感が損なわれる傾向があります。
そのため、ノーマルより短めのサイドスタンドがセットになったものがおすすめです。
また、リンクプレートの交換の場合、リヤ中心に車高が下がるため、フロントフォーク(前輪側のサスペンション)
の突き出し量を変える(取付位置を変える)ことでバランスよく車高を下げることも可能です。
サスペンションは前後のバランスでコーナリングの特性が変わるため、
詳しくは購入店に相談してみるのもおすすめです。
リンクや突き出し量のカスタムでは車高が下がるためワインディングやスポーツ走行、タンデム時に
バンク角が減ったり、段差の乗り越え時にノーマルより注意が必要になります。
ローダウンシート
ローダウンシートは、純正のシートを付け替えたり薄くしたりして足つきを良くするカスタムです。
サスペンションに直接の影響はないためバンク角やコーナリング特性にもほぼ影響がないカスタムです。
上記はノーマルシートの写真です、ここから2cm弱程度加工で下がることが多いかと思います。
詳しくは購入店やシート加工業者さんに聞いてみてください。
シート加工では、ゲルシート加工のようにシートが薄くなった分を素材の変更で補い、
ノーマルより疲れにくくなる可能性やデザイン性に優れた個性的な商品もあります。
注意としては着座位置が変わるためライディングポジションも変化します。
サスペンション周りのカスタムと違い、比較的デメリットが少ないカスタムで、
シートを追加購入する場合は簡単にノーマルに戻すことができます。
ブーツで足つきをよくする
厚底のライディングブーツや靴用の中敷きで足つきをよくする方法もあります。
デメリットとしては、ギヤチェンジがしにくくなったり操作感が
分かり難くなったりする可能性があります。
もし可能であればブーツ購入前の試着がおすすめです。
サスペンションのセッティング
サスペンションのプリロードやダンパーの設定を軟らかめにすることで車体が沈みやすくなり足つきが
良くなることがあります。
ただし、本来は足つきをよくするための調整ではないこともあり、
高速道路やワインディングで走り難くなる可能性があり、効果も限定的なことが多いと思います。
また、社外サスペンションにカスタムする場合も足つきが変わる可能性があるので注意が必要です。
ローダウンについて
いかがでしたでしょうか。
足つきをよくすることでたちごけによる車体の傷付きやライダーのケガを防止することができる以外にも、
緊張感が減り疲労感が軽減され、楽しく走れるようになることがあります。
また、ローダウンリンクはバイクに慣れて自信がつき、
サーキットやワインディングに頻繁に行くようになったらノーマルに戻してみるのも良いかもしれません。
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