Ninja e-1 発進までの操作や注意点

こんにちは。

カワサキプラザ横浜戸塚です。

本日は、Ninja e-1 の発進操作やエンジン車との違い、

注意点を中心に説明していきます。

販売店で既に納車説明を受けられた方も、

復習として見ていただければ幸いです。

液晶メーターやスイッチ類

下記写真がNinja e-1 の液晶メーターです。

Ninja1000 SX などと同じ形状ですが、

表示内容はかなり異なっています。

エンジン車と違い、アイドリングの音が聞こえないため、

慣れるまでは画面表示の確認が大切になるかと思います。

液晶メーター左右のスイッチはトリップメーターや燃費計の操作、セッティング画面で使用します。

セッティング画面では時計の設定や携帯電話とのブルートゥース接続などが可能です。

走行前の液晶メーター表示内容については別項目でお伝えします。

下記写真が、ハンドル側の左スイッチボックスです。

Ninja400 等と同じように、ウィンカーやハイビーム、クラクションの

スイッチ類がありますが、灰色の「Walk/Mode」スイッチはe-1シリーズの

特徴になるかと思います。

下記がハンドル右スイッチボックスです。

赤のモータースタート・ストップスイッチの下に

e-boostスイッチがあります。

e-boost は走行時に、一時的にモーター出力を上げる機能です。

車体

車体各所も当然ですがエンジンがない等、EVならではの個性的な部分だと思います。

簡単に見ていきます。

下記が、モーターカバー部分です。

Ninja e-1 は同サイズのNinja400などと比べても、

140kgと軽量な車体が特徴の一つですが、

見た目からも軽快さをを感じさせるように思います。

下記が、テールカウル部分になります。

「e-1」のデカールも目を引きますが、シート下の構造も次項目で見ていきたいと思います。

シート下

下記が、リヤのシート下です。

樹脂製のカバーにより上下に2分割されています。

写真はカバーを上にあげた状態です。

ノーマルの状態ではNinja400と同じようですが、

オプションパーツで写真のリヤシート下の部分から充電を行うこともできるようになります。

下記写真のワイヤーを引くことで、Ninja400と同じようにフロントシートを外すことができます。

フロントシート下は、下記写真のようになっています。

灯火類やシステムの起動に使用する12Vバッテリーも、

リチウムイオンバッテリーとは別に装備されています。

写真のバッテリー下方の紫の配線は、高圧の電流が流れる部分です。

紫とオレンジの配線につきましては取り扱いを間違えると、最悪死亡事故が

発生する可能性がある部分となりますので不用意に触れないよう注意してください。

車両のトラブルに関しましては販売店に点検をご相談ください。

リチウムイオンバッテリーの収納

リチウムイオンバッテリーは、ガソリン車でのタンク部分に収納されています。

その上には小物を入れるスペースもあります。

上記写真から、手動で外すことができるカバーを取り外すと

リチウムイオンバッテリーが現れます。

取り外して充電することも可能です。

家庭用電源から充電する場合は、

オプションのアダプタを使いリヤシート下から接続
取り外して専用の充電ドックで充電
取り外して直接バッテリーと充電ケーブルを接続

上記3種類の充電方法が選択できます。

リチウムイオンバッテリーは残り容量が30%を切った場合には、

早めの充電を行うと長持ちしやすくなります。

発進までの操作

Ninja e-1 はエンジンのないEVです。

そのためアイドリングの音もなく、走行が可能な状態なのか、

最初は心配になるかもしれません。

下記写真の状態が、キーをONにし、液晶メーターが点灯した状態です。

上記の写真の案内通り右スイッチボックスのモータースタートボタンを押すと、

表示が変わり下記のようになります。

上記のようになりましたら、アクセルオンで発進します。

アイドリング音がしないので不用意な発進に慣れるまでは注意してください。

画面が切り替わらない場合はサイドスタンドのしまい忘れがないか確認してください。

WALKモード

左スイッチボックス内のWALKボタンを長押しすることで上記写真の表示に切り替わります。

このWALKモードの状態では前後に最大5kmhまでの速度で移動します。

モーターの力で後ろに下がりたい場合はスロットルを全閉よりさらに奥側に回してください。

リバース(後退)使用時には十分バイクの取り扱いと周囲に気を付けてください。

メンテナンス

Ninja e-1 はEV車両になるため、当然ですがエンジンオイルの交換が不要です。

代わりにギアオイルの交換が必要になります。

メンテナンスのタイミングも最初の交換タイミング以降は、エンジン車のオイルより交換周期が長くなります。

交換タイミングにつきましては販売店へご相談ください。

洗車の仕方につきましては説明書の「車のお手入れ」をご確認の上、

リチウムイオンバッテリーを抜いた状態で行ってください。

また、エンジン車同様にタイヤやブレーキパッドなどの消耗品も

時期が来ましたら交換が必要です。

慣らし運転

慣らし運転につきましては、最初の走行距離100kmの間は、急発進、急減速を避けた運転を心がけてください。

その後もエンジン車と同じくチェーンの初期伸びなどもありますので、販売店に新車の初回点検をご相談ください。

最後に

Ninja e-1 の最初の取り扱い方、発進の仕方、注意点を中心にご説明させていただきました。

今回は少し長めの内容となってしまいましたが、説明しきれていない部分もございます。

ご不明点はぜひ Ninja e-1 の販売店までご相談いただければと思います。

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